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ウイーン美術史美術館所蔵、静物画の秘密展、

《花市場・春》
ファルケンボルフ工房
1510年頃、油彩・キャンヴァス

c)Kunsthistorisches Museum Wien, Gemaeldegalerie, Vienna 
禁複製



2008年7月2日(水)-9月15日(月・祝)ウイーン美術史美術館所蔵、静物画の秘密展、国立新美術館、

《薔薇色の衣裳のマルガリータ王女》《花市場・春》《青い花瓶の花束》《春・愛》


市場・台所・虚栄(ヴァニタス)の静物

自然の恵みは、山野から、牧場から、畑から、川や海からもたらされます。この情景を描きとどめようとするところから風俗の描写が生じました。そこには当然、人々の行いと事物の存在が示されます。都市に住む人々にとって最も目立ったのは、何といっても市場でした。肉市場、魚市場、果物市場、花市場。この情景は生命に満ちあふれ、悦ばしき豊かさの象徴でもありました。このような豊穣の収穫物は、市場から家庭の台所へと運ばれ、さらには食卓を飾ることとなるでしょう。ファルケンボルフ工房の華麗な《花市場:春》、しかし、ファン・クレーフェのぎょっとさせられる《解体された牡牛》は、これが殺された生き物であることを知らしめます。これが「静物」のひとつの真実です。家庭内に入って来た豪華な品々も、スペインの奇才デ・ペレダの傑作《静物:虚栄(ヴァニタス)》が示すように、「死を想えよ」と語って、私たちの華麗な生に警告を発することとなるのです。

広告:GALLERY2104(南青山)、6日間で105,000円

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