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ミューズたちの肖像
コローの人物画は、初期は身近な人々の肖像などが中心ですが、後期には個人的な楽しみや研究のために描かれた作品が増えていきます。このセクションでは、古代風あるいは民族的衣裳をまとった空想的な女性像を中心にコローの人物画の数々を紹介します。そこには、メランコリアのポーズやアトリエのモデル、楽器を持つ女などの伝統的な図像の自由な組み合わせがみられます。モデルの個性が表現されているというよりはむしろ類型的ともいえるこれらの人物画は、彫塑的な表現と確固たる存在感をもって描かれ、普遍性すら感じさせます。そこに宿った単純で素朴な、しかし力強い美は、観る者に忘れがたい印象をのこすものです。実際、コローは、20世紀初頭の古典回帰の流れのなかで、17世紀の巨匠プッサンらとともにフランス美術の伝統の正統なる後継者とみなされていきました。本展でも紹介するように、ブラックをはじめ、名だたるキュビスムの画家たちがコローの女性像に対して模写とヴァリエーションを通した興味深いオマージュを捧げています。
、真珠の女、モルトフォンテーヌの想い出、
広告:GALLERY2104(南青山)、6日間で105,000円、
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